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面接でリスクのある社員を見抜く「効果的な質問」:本性が即バレ!問題行動を起こしそうな人材を採用しないために

採用面接は企業にとって重要なプロセスです。一度採用した社員を簡単に解雇できない日本の労働市場では、面接で問題行動を起こしそうな人材を見抜くことが不可欠です。採用担当者が使える効果的な質問を紹介し、リスクのある社員を見抜く方法を解説します。 未分類
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面接で問題社員を見抜く!リスクを減らす効果的な質問集

採用面接は企業にとって重要な関門です。特に日本では、一度採用した社員を簡単には解雇できません。そのため、面接の段階で問題行動を起こしそうな人材を見抜くことが不可欠です。
本記事では、中小企業の経営者や採用担当者が採用面接で使える「効果的な質問」をご紹介します。

日本では、一度採用した社員は簡単に解雇できません。採用の段階でヤバい人材を見抜くには、面接で何を質問すべきなのでしょうか?キャリアカウンセラー・社労士の中谷充宏さんの『小さな会社の採用 お金をかけなくてもここまでできる!』(秀和システム刊)から、採用面接時の質問のコツを紹介します。

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解雇の現実

日本の労働市場では、使用者が労働契約を一方的に終了する「解雇」は厳しい制約があります。
解雇が客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当と認められない場合、労働者を辞めさせることはできません 。そのため、問題行動を起こす可能性のある社員を採用しないことが重要です。

「リスクのある社員」のチェックリスト

企業が抱えるリスクのある社員には共通する特徴があります。以下のリストを参考に、面接時に見抜く手助けとしてください。

「リスクのある社員」のチェックリスト
  • 挨拶がきちんとできない
    社会人として基本的な挨拶ができない人は、職場の雰囲気を悪化させる可能性があります。
  • 仕事に対してやる気が見られない
    モチベーションが低い人は、生産性が低く、チーム全体の士気に影響を及ぼすことがあります。
  • 簡単な仕事でも時間がかかる
    効率が悪い人は、他の社員にも負担をかけ、プロジェクト全体の遅延を招く可能性があります。
  • 指示に対して取り組む姿勢を見せるが、完遂できない
    表面的には頑張っているように見えても、結果を出せない人は信用を損ねます。
  • 何かと要求してくるが、やるべきことはやっていない
    要求ばかりで実行力がない人は、他の社員のやる気を削ぐ原因となります。
  • 極論ばかりで話す
    融通が利かない人は、チームワークを乱し、コミュニケーションを難しくします。
  • 曖昧さを許容できない
    柔軟性のない人は、変化に対応できず、成長を妨げます。
  • 譲歩しない(できない)
    他人の意見を受け入れない人は、職場の調和を乱すことが多いです。
  • 自分のミスや間違いを認めない
    自己反省ができない人は、同じ過ちを繰り返し、学習効果が期待できません。
  • 他人や環境に責任転嫁する。他責傾向が強い
    責任感のない人は、問題解決を他人に押し付け、信頼を失います。
  • 異様に固執することがある
    固執する人は、必要な変化に対して抵抗し、進歩を阻害します。
  • 自分のことを開示しない。周りと協調できない
    コミュニケーションが苦手な人は、チームプレーができず孤立することが多いです。
  • 相手の気持ちを理解できない
    共感力がない人は、職場の人間関係を悪化させる可能性があります。
  • 自分勝手でわがまま
    自己中心的な人は、他人と協力する姿勢がなく、孤立しやすいです。
  • 主体性がなく、常に受け身
    自発的に行動しない人は、リーダーシップを取ることが難しく、指示待ちになることが多いです。
  • ネガティブ思考が強い
    否定的な態度が強い人は、周囲のモチベーションを下げる要因になります。
  • ネット上の噂に精通している
    ネット情報に依存する人は、現実的な判断ができず、偏った見解を持つことがあります。
  • スマホ依存症の傾向がある
    スマホ依存症の人は、仕事に集中できず、生産性が低下します。

これらの特徴が10個以上該当する場合、問題社員化の危険性が高いです。

面接の効果的な質問

以下の質問を面接で活用することで、リスクのある社員を見抜くことができます。

1. 「これまでに問題行動を起こしたことはありますか?」

この質問は、応募者が過去にトラブルを起こした経験があるかどうかを直接聞くものです。直球すぎるかもしれませんが、正直な回答を得られる可能性もあります。

もし「はい、あります」と答えた場合、その内容を深掘りしましょう。「顧客からのクレームに対してどのように対応しましたか?」など具体的な状況を聞くことで、その行動がどの程度問題であったかを判断できます。

代わりに、以下のような柔らかい質問をすることで、本音を引き出すことができます。

「良かれと思って行動したことで、周りに迷惑をかけた経験はありますか?」
「あなたのミスによって、周りにどのような影響を及ぼしましたか?」

これらの質問は回答しやすいですが、聞きたい本質は同じです。問題行動を深掘りするための質問です。

2. 「前職での人間関係で、不平・不満に思ったことはありませんか?」

この質問は、応募者が人間関係に問題を抱えていたかどうかを探るものです。直球すぎると本音を引き出せないかもしれませんが、工夫次第で効果的な情報を得ることができます。

「職場に必ずムカつく人、いますよね?」と自分の経験を交えながら質問すると、応募者も共感しやすくなり、本音を話してくれる可能性が高まります。これにより、応募者の不満やストレス耐性を測ることができます。

3. 「周りから、どういう人と思われることが多かったですか?」

自己申告に基づく質問で、応募者が自身をどう見せたいかを知ることができます。これにより、応募者の自己評価と実際の行動に乖離がないかを確認します。

プラス面を語らせた後、「なぜそう思われたと分析しますか?」と深掘りすることで、応募者の自己認識と現実とのギャップを見つけることができます。例えば、明朗活発と言いながら挨拶ができない場合、自己申告と実際の行動に違和感が生じます。

4. 「悪い面で思われていたことってありますか?」

プラス面を語らせた後に、マイナス面について尋ねることで、応募者の本性を引き出すことができます。この質問は、応募者が自己評価をどのように行っているかを知る手助けとなります。

マイナス面を正直に話す応募者は、自己認識が高く、改善意識があると判断できます。一方、「思い浮かびません」や「マイペース過ぎと言われますが、強みでもあります!」といった回答は、自己評価に乖離がある可能性があります。

記者より

面接の質問を工夫することで、問題行動を起こしそうな人材を見抜くことができます。中小企業の経営者や採用担当者は、これらの質問を活用して、企業にとって最適な人材を採用しましょう。