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株式会社学情の調査で学生の82%が「ジョブ型」採用に興味

8割以上の学生が、「ジョブ型」採用に興味。「自分の能力や適性を活かせる仕事をしたい」の声 未分類
この記事は約9分で読めます。
採用担当
採用担当

最近、学生のニーズが変わってきていますよね。従来の総合職採用じゃ、応募者が集まりにくくて…。

オペレーター
オペレーター

それなら『ジョブ型』採用を検討してみてはどうでしょうか?最近の調査でも、8割以上の学生が興味を持っているそうです。特に、仕事内容が明確だとミスマッチが少ないという理由で人気なんですよ。

採用担当
採用担当

なるほど、具体的な職務内容を提示することで、学生にも響きやすくなるんですね。

オペレーター
オペレーター

そうです。専門性を活かしたい学生には特に効果的ですし、企業側も求めるスキルを持った人材を確保しやすくなりますよ。

8割以上の学生が、「ジョブ型」採用に興味。「自分の能力や適性を活かせる仕事をしたい」の声
株式会社学情のプレスリリース(2024年5月10日 10時00分)8割以上の学生が、「ジョブ型」採用に興味。「自分の能力や適性を活かせる仕事をしたい」の声
株式会社学情

学生の82%が「ジョブ型」採用に興味

株式会社学情の調査で、2026年卒業予定の大学生・大学院生の82%が「ジョブ型」採用に興味を持っていることが判明しました。

約7割の学生がキャリアを主体的に選択したいと考えており、仕事内容の明確さがキャリア形成に重要と認識されています。企業はこれらのニーズに応えることで、優秀な人材を引き付けることができます。

調査内容と結果

株式会社学情が実施した調査によると、2026年卒業予定の大学生・大学院生の82%が「ジョブ型」採用に興味を示しています。この調査は、インターネットを通じて実施されました。

調査結果のハイライト

  1. 「ジョブ型」採用への関心
    • 「ジョブ型」採用に「興味がある」と回答した学生は49.2%。
    • 「どちらかと言えば興味がある」と回答した学生は32.8%。
    • 合わせて82%の学生が「ジョブ型」採用に興味を持っていることが明らかになりました。
  2. キャリアの主体的選択
    • 「自身で主体的に選択したい」と回答した学生は34.1%。
    • 「どちらかと言えば自身で主体的に選択したい」と回答した学生は33.4%。
    • 合わせて67.5%の学生がキャリアを主体的に選びたいと考えています。
    • 「就職する企業に委ねたい」「どちらかと言えば就職する企業に委ねたい」と回答した学生は15.1%。

学生の傾向と意見

株式会社学情

 「ジョブ型」採用について、「興味がある」と回答した学生が49.2%に上りました。「どちらかと言えば興味がある」32.8%を合わせると、8割以上の学生が、「ジョブ型」採用に興味を持っていることが分かります。「仕事内容が明確なほうが、ミスマッチが少ないと思う」「経験できる仕事内容が明確なほうが、キャリア形成をしやすいと思う」「自分の能力や適性を活かせる仕事をしたい」などの声が上がりました。

株式会社学情

学生たちは、自分の能力や適性を最大限に活かせる仕事を求めています。具体的な意見をまとめると以下の通りです。

  • 「仕事内容が明確なほうが、ミスマッチが少ない」
  • 「経験できる仕事内容が明確なほうが、キャリア形成をしやすい」
  • 「自分の能力や適性を活かせる仕事をしたい」

企業への提言

この調査結果から、企業は学生のニーズに応えるために「ジョブ型」採用を積極的に検討する必要があります。仕事内容や担当領域を明確にすることで、ミスマッチを減らし、優秀な人材を引き付けることができるでしょう。企業側は、学生が主体的にキャリアを選択しやすい環境を整えることで、採用活動を有利に進めることができます。

そもそも「ジョブ型」とは

日本の大学生を対象とした新卒採用では、「総合職」が多い傾向がありました。「ジョブ型」という言葉を初めて聞いた方も多いと思いますので、まずは「ジョブ型」の働き方について説明します。

「ジョブ型」採用とは、具体的な職務内容や役割に基づいて従業員を採用し、配置する働き方です。職務ごとに必要なスキルや成果を明確に定義し、その要件に合致する人材を選ぶことを重視します。職務記述書(ジョブディスクリプション)に基づいて採用が行われるのが特徴です。

日本の働き方には大きく分けて「ジョブ型」と「総合職」があります。これらの働き方は以下のような特徴と違いがあります。

ジョブ型の働き方

特徴:

  1. 職務内容が明確
    ジョブ型では、採用時に職務内容が明確に定義されています。具体的な仕事内容と必要なスキルが提示され、その職務に対して専門的な知識や経験を持つ人材が採用されます。
  2. キャリアの自己管理
    自分のキャリアを自己管理し、自らのスキルや経験を積み重ねていくことが重視されます。特定の職務に対する専門性を高めていくため、キャリアパスが明確です。
  3. 転職が一般的
    ジョブ型では、スキルや経験を活かして他の企業に転職することが一般的です。自分の専門性を高めるために、より良い条件の職務を求めて転職することがあります。

総合職

特徴:

  1. 職務内容が幅広い
    総合職では、採用時に具体的な職務内容が明確に定義されていないことが多いです。企業のニーズに応じて様々な業務を担当することが求められます。
  2. 長期的な雇用
    総合職は長期的な雇用を前提としており、会社の中でのキャリアアップや異動が一般的です。企業内での経験を積むことで、将来的には管理職や経営層を目指すことができます。
  3. 企業の研修制度
    企業が提供する研修や教育プログラムを通じて、様々なスキルや知識を習得する機会が多いです。企業は総合職の社員を育成し、長期的に活躍してもらうことを期待しています。

違いのまとめ

「ジョブ型」と「総合職」はそれぞれ異なる働き方やキャリアの考え方をまとめると以下の通りです。

  • 職務の明確さ
    ジョブ型は職務が明確で専門性を重視
    総合職は職務内容が幅広く柔軟性を重視
  • キャリアパス
    ジョブ型は自己管理と転職が一般的
    総合職は企業内でのキャリアアップを重視
  • 教育と研修
    ジョブ型は自己研鑽が重要
    総合職は企業が提供する研修や教育を重視

ジョブ型のメリットとデメリット

ジョブ型のメリット

  • 専門性の向上: 特定の職務に専念することで、専門知識やスキルを深めやすい。
  • 明確な評価基準: 職務ごとに求められる成果が明確なため、評価が客観的になりやすい。
  • ミスマッチの回避: 職務内容が明示されるため、入社後の期待と現実のギャップが少ない。

ジョブ型のデメリット

  • 柔軟性の低下: 職務が固定されるため、他の職務への転換が難しい。
  • 組織全体の視点が不足: 特定の職務に集中するあまり、組織全体の視点が欠ける可能性がある。
  • キャリアの選択肢が限定される: 専門性が高まる一方で、他の分野への転職が難しくなることがある。

ジョブ型採用に向いている学生

専門性を重視する学生

  • 理系学生
    エンジニア、研究者、データサイエンティストなど、特定の技術や知識を深めたい学生。理系の学問は、専門性が求められる職務が多く、ジョブ型採用でそのスキルを活かしやすいです。
  • クリエイティブ系学生
    デザイナー、アーティスト、コンテンツクリエイターなど、クリエイティブな職務に特化したい学生。ジョブ型採用では、作品や実績に基づいて評価されやすく、自分の能力を最大限に発揮できます。

キャリアパスを明確にしたい学生

  • 計画的な学生
    長期的なキャリアパスを具体的に描きたい学生。ジョブ型採用では、職務やスキルに応じたキャリアステップが明確で、計画的にキャリアを積むことが可能です。
  • 専門職志望の学生
    特定の専門職(医師、弁護士、会計士など)を目指している学生。これらの職務は高度な専門性が求められるため、ジョブ型採用が適しています。

自律的に働きたい学生

  • 独立志向の学生
    自分のペースで働き、自律的に成果を上げたい学生。ジョブ型採用では、職務の目標が明確なため、自分の働き方をコントロールしやすいです。

「ジョブ型」が学生に人気な背景

学生が「ジョブ型」採用に興味を持つ理由にはいくつかの要因があります。以下にその主な理由を説明します。

明確な仕事内容とキャリアパス

  • 仕事内容の明確化
    学生は、自分が具体的にどのような仕事をするのかを明確に知ることで、入社後のミスマッチを減らしたいと考えています。ジョブ型採用では、業務内容や期待される成果が明確に定義されているため、学生は自分のスキルや興味に合った職務を選びやすくなります。
  • キャリアパスの可視化
    ジョブ型採用は、特定のスキルや経験を積むことによってキャリアを構築するため、長期的なキャリアパスが見えやすいというメリットがあります。これにより、学生は自分の成長やキャリアの展望を具体的に描くことができます。

スキルの専門性と成長

  • 専門的なスキルの習得
    ジョブ型採用では、特定の役割や職務に必要なスキルや知識を深めることが求められます。これにより、学生は専門性を高め、自分の市場価値を向上させることができます。
  • 成長機会の明確化
    明確な職務内容と目標設定により、学生は自分の成長度合いを評価しやすくなります。これにより、成長意欲の高い学生にとっては、自分がどれだけ成長できるかを具体的に把握することができます。

自己決定感と納得感

  • 自己決定感の向上
    学生は、自分のキャリアを主体的に選択したいという強い意向を持っています。ジョブ型採用では、自分が選んだ職務に責任を持ち、自律的に働くことが求められるため、自己決定感が高まります。
  • 納得感の向上
    自分で選んだ職務に従事することで、仕事に対する納得感や責任感が高まり、モチベーションが向上します。これにより、仕事に対する満足度も高くなると考えられます。

ミスマッチの回避

  • 職務内容の一致
    ジョブ型採用では、採用時に職務内容が明確に提示されるため、学生は自分の希望やスキルに合った職務を選びやすくなります。これにより、入社後のミスマッチを減らすことができます。
  • 透明性の確保
    採用プロセスにおいて、企業側からの情報提供が透明であるため、学生は入社後の期待と実際の業務内容とのギャップを最小限に抑えることができます。

市場価値の向上

  • 転職市場での有利性
    専門的なスキルや経験を積むことで、学生は将来的に転職市場での競争力を高めることができます。ジョブ型採用によって得られる専門性や実績は、他の企業でも評価されやすくなります。
  • キャリアの柔軟性
    ジョブ型採用で得たスキルや経験は、他の職務や業界にも応用可能な場合が多いため、学生は多様なキャリアパスを選択することができます。

「ジョブ型」だけだと危険

今回の調査結果は、学生が自分のキャリアを主体的に選択し、「ジョブ型」採用に高い関心を持っている現状を示しています。企業はこれを踏まえて、学生のニーズに合った採用戦略を考えることで、優秀な人材を確保しやすくなるでしょう。

ジョブ型採用は、専門性を重視し、職務ごとに明確な目標と評価基準を設けることで、従業員のモチベーションや生産性を向上させる効果が期待できます。

一方で、柔軟性の低下や組織全体の視点が欠けるリスクも伴います。企業は自社の文化やニーズに応じて、ジョブ型採用と、総合職のような他の働き方のバランスを取りながら、最適な組織となる人材採用戦略を構築することが重要です。